Cat Expo 11 現地レポート(1)俳優/ボーイズグループ/Scrubbのタイ沼ゴールデンアワー

タイ音楽

山麓 園太郎です。サワディーカップ!

今、タイで買ってきた2000年代から最近までのT-POPのCDを聴きながらこの記事を書いています。Cat Expoについては毎年行ってこのブログでレポートしてますけど、今年はほんとにほんとに大満足だったんです。天候にも恵まれ、日本から来たお客さん含め沢山の人に会えて。

タイで開催される俳優さんのコンサートや各種イベントと同様に、この音楽フェスも日本のタイ沼の皆さんに浸透してきたようです。来年は更に日本からの参加者が増えそうで、実際にそうなるように僕も今から写真たっぷりで魅力をお伝えしていきますが、そのためにはいきなりこのフェス最大の特色である「タイドラマの俳優が数多く出演する」点に触れるのが一番でしょう。今年はNanon/Phuwin/Perth/Ben/Tytanの5人がステージに立った他、元HYBSのWimもKasidej Hongladaromp(Karn)名義で「Dear Doctorー死神が愛した医者ー」等に出演してますから実質6人だ。

今回、俳優の出演は2日目の日曜。全5ステージ中2番目に大きいステージ2にほとんどの俳優が集中しました。

開場午後2時・開演午後4時なのに開場直後からステージ2前には最前狙いのお客さんが。というのも今回のタイムテーブルはこのようになっていて・・・

「Step By Step」主演のBenくんで開幕して、LYKN – ATLAS – Perth – Phuwin – Nanonと、ボーイズグループ/俳優を連続で堪能してScrubbで締めるというタイ沼贅沢フルコース。しかもラストはタイフェス東京2024にも出たBowkylion/The TOYS。なんなら終日ステージ2から動かなくてもいい位の勢いでした。

KristくんNanonくんが出た昨年は大雨が襲って、ステージ進行はめちゃめちゃになるしNanonくんは体調崩すしで観客も出演者も辛かったですが今年は晴天!では僕とうちの社長が他のステージと並行して駆け回って撮った写真と共にレポートしましょう!まずはBenくんから。

昨年のレポートでも書きましたが、Cat Expoでは俳優もアイドルも等しく「アーティスト」として扱われ、バンド編成でステージに立ちます。「俳優」ではなく「シンガー」な推しの姿を間近で観られるのがこのフェス最大の魅力!

D GERRADのヒット曲「Luxury」なんかも歌いました!

さて。ステージ2の左側からはバックステージが見えるのでファンが集まりがちなんですが、ステージを終えたBenくん、すぐにバックステージと観客席を仕切るフェンスの所までやってきてファンと交流を始めました。

気さくにファンと会話しながら5分間滞在。動画も写真も撮り放題。ライブ直後にこのサービス付きって

僕と社長はタイフェス東京の後タイフェス名古屋でも見てるから今年3回目のLYKN。見る回数が増えるほどわかってくるのは、この5人のチームワークが素晴らしく良い、って事です。歴史ある有名フェスの大きなステージでも、隣には仲間がいるからいつも通りパフォーマンスできる、っていう自信ね。カッコ良かった!

僕はここでもう一人の俳優Tytanを撮るためにステージを離れたけど、続くATLASは社長がしっかり撮っておいてくれました。僕らも良いチームワーク(笑)

汗だくでパフォーマンスしてるの、写真からもわかりますよね?雨季が終わって過ごしやすいはずのタイですが、この日は親しい出演者たちが口を揃えて「暑い!」と日本人の僕にぼやくほど暑かったんです。僕なんかもうドロドロ(笑)

僕は「Water Boyy」出演のTytanくんのステージへ。

出演はステージ4。小さめの場所ですがしっかりファンが集まって声援を送っています。

もちろん彼もバンド編成で出演。生演奏で聴けるのは音楽フェスだからこそです。

この時点で日没を迎え、会場は暖かな色味のライトで照らされ始めます。日本の夜店感がある物販ブース。僕はQRRAのステージを撮った後ステージ2へ走って戻りました。いよいよステージ2ではメインイベントと言っていい俳優タイムが始まるからです。

Perthくんも生演奏、しかもギター弾きます!フェンダーのムスタングだ、僕も同じの持ってるから親近感~。彼のはブリッジ側のピックアップがパワーのあるハムバッカーに付け替えられている改造ムスタングですね。

黒い小さな2つのスライドスイッチがピックアップの切替用ですが、パワフルなブリッジ側ハムバッカーの音にマイルドで優しいネック側ピックアップの音がブレンドされるセッティングになっていました。

ムスタングをスタッフに渡して、ここからはハンドマイクでパフォーマンスです。

Tiger&Dragonの派手なバックプリント

と、ここでPerthくんステージと客席の間に置かれたPAスピーカーに飛び移った!客席最接近。お客さんから歓喜の悲鳴が。

僕も靴が撮れて歓喜の悲鳴を(男は足元)。彼はステージに戻ると上着を脱いで水分補給。

腕時計はROLEXのデイトジャスト36ですが、ブログ用にリサイズする前の写真を拡大して調べたら文字盤の数字の所にダイヤモンドをあしらってるモデルでした!¥1,585,100。

続いて始まったPhuwinくんのステージ。出て来た瞬間から後光が差しちゃってるの(実際は照明です)。神々しいが過ぎるんだけど!

「To You」からスタート。

上着はTOMMY HILFIGERのテックコットンミックスブルゾン(¥60,500)でした!

腕時計はROLEXのコスモグラフ デイトナ(¥2,176,900)。

個人的には彼がマイクスタンドにしばしば手を添える瞬間があって、そこがツボでしたね。

ロックスターだったらマイクスタンドなんか乱暴につかんで引き寄せたりするでしょう?Phuwinくんの場合仕草が優しくて、「車道側を並んで歩いてる恋人をそっと歩道側に・・・」みたいなんだもん。そもそも機材を大事に扱う人って所から好感度アップですよ。思わず彼の手にフォーカスして撮っちゃった。

靴(男は足元)は撮れなかったけど綺麗な指が撮れたからいいや(笑)

途中イヤモニに不調があったらしく、MCで繋ぎながら直してもらう一幕もあったけど「Truth in the Eyes」や「No Doubt」など5曲を歌ってくれました。

スタッフへの連絡も笑顔で
スタッフさんがイヤモニ修理中。ステージが再開した後、ステージ袖に下がったこの人に笑顔でお礼言ってた。人柄・・・。

最後にPerthくんが出てきて、一緒に挨拶して終了でした。

ステージの転換中に、セットリストを発見!・・・と思ったらこれはATLASのセットの剥がし忘れでした(笑)

あった!こっちだ!全9曲!

次々とバックミュージシャンたちが持ち場につきます。

「Beast Inside」のイントロが始まると観客が一斉にスマホを高く掲げます。Nanonくん登場!「サワディーカーップ!」と大声で叫んでステージが始まりました。

よーし靴も撮った!(男は足元)ティッシュも撮った!(笑)これはもともとステージに置かれてたものです。タイの人って汗を拭くのにハンカチじゃなくてティッシュ使うんですよね。

3曲目の「B612」からは上着を脱ぎ、サングラスも外して。

腕時計はROLEXのサブマリーナー デイト(¥1,481,700)。

「Knock Knock」。

「Why Always Me?」でPerthくんがゲスト登場。

サビでは一緒にモニタースピーカーに足を乗せて熱唱。

続く「Unidentified Wonder」ではPerthくんもTシャツ姿に。

記念写真撮影タイムの後Perthくんが去って、ステージは再びNanonくんひとりに。ここでギターを持ちます。昨年と同じJames Tyler!

「Our Song」と「Just Friend?」の2曲でした。ほぼ全編シンガロングです。僕は取材エリアにいるから、モニターから聴こえるNanonくんの歌声と客席からの歌声に前後から挟まれてる感じ。貴重な体験。Nanonくん撮りに来て良かった!

Cat Expo出演は3回目となる彼。僕は前回もこのステージで見ていますが、Nanonくんが成長を続けているのがわかります。MCを含めてステージ運びがスムーズになったし、ギターも、観客をのせるのも上手くなった。

俳優の仕事と比べてまだ経験が少ない「音楽家としての自分」に対して、彼は決して忙しさを言い訳にせず時間を作って向き合ってきたように見えます。そしてこうした音楽フェスなどの現場でベストを尽くしてきた。その真剣さがフェス主催者に伝わったからこそ、Cat Expo3年連続出演を果たせたんだと思います。

今度タイフェス東京に出る機会があったなら、ぜひバンドで出て欲しい。そう思える良いステージでした!

タイ沼の皆さんにとってはここまででもう大満足なのに、Scrubbまで出てきたー!

サポートメンバーでキーボードを弾くのは先のジャパンツアーにも同行したMillie(Millie Snow)ちゃんです。

僕、実は他のステージ写真撮りに行っててScrubbのステージの途中に戻ってきたんだけど、ステージ2の結構広い観客エリアって芝生になってて、エンドが縁石になってるんですよ。もちろんステージ最前からみっちり満員なんだけど、縁石の所にも恋人や友人同士で仲良くドリンク片手に座ってる人が沢山いて。

それがもう全員一緒に歌ってて。全曲。もう戻ってくる途中はるか遠くからステージ2のシンガロングが聴こえるんです。Scrubbってもちろん日本でも人気だけど、現地での認知のされ方とか、どれだけタイでヒット曲出し続けてきたかっていうのを感じさせられた瞬間で、鳥肌が立つほどの凄みを感じました。

ラストの曲「Close」のエンディングをさんざん引っ張って盛り上げまくった末に、Ballさんがギターを・・・

Muayさんに向かって投げたのにはハラハラしちゃった!だってこのギター、100万円以上するんだよ?!
Muayさんナイスキャッチしたから良かったけど。

楽しかった!!

ステージ終えた後で本人が物販ブースにやってくる、というのがCat Expoを一度でも体験したらリピーターになってしまう重要ポイントです。日本のフェスではあり得ない光景ですからね。僕が各ステージの写真を撮って回ってる間にATLASとNanonがブースで売り子をしていました(笑)。

日本からのタイ沼の人たちを含めファンがそれぞれの感動をX(twitter)で公開してますから、
#CATEXPO11xNANON
#CATEXPO11xATLAS

のハッシュタグで検索すればOK。日本のファンミよりコスパ良いじゃんかよ!とツッコミが入りそうな動画が沢山出てきます。

Nanonくんの場合は
・本人が確認で名前呼んでくれた後、手渡し(!)
ATLASに至っては
・メンバーが直接ファンにTシャツのサイズと種類聞いて、手書きの受取メモをくれる
という神物販。「買いますか?」「買います!」「どっちがいい?」なんて日本語で会話をしたファンの方もいたようです。もはや接客だよ・・・。

ATLASでは「あまりにもファンが殺到して物販が危険だと判断した場合は中止します」と事前にアナウンスがありましたが、ファンの皆さんが節度を持って行動されたので実現したんです。この「ファンのマナーの良さ」もCat Expoの特長。

僕と社長は終演時間間際までいて、行きつけのCDショップ「ノーン・タープラチャン」が出してるブースに挨拶してから帰ろうよ、と向かったらオーナーのNutさんが言うんです。「もう帰るの?Scrubbと写真撮った?」へ?

うわっ隣がScrubbのブースで本人が座ってるー!(笑)

良かったねー!一緒に写真撮れたね!って今度こそ帰ろうとしたらCat Radioブースの前のベンチにThe Parkinsonのベースの人が普通に座ってビール飲んでて(笑)
ねぇ、ステージ衣装のまま自然にお客さんに混じってるのやめて(笑)

買ったグッズ見せたらお礼言ってくれたよ!

そんなこんなで楽しく終わったCat Expo11。もちろん今回記事にしたのは俳優さんやボーイズグループのパートだけです。この後もこのフェス2日間の全貌をレポートしていく中で、来年行く人が増えるように他の出演者や交通アクセスについて解説しますので、ぜひ続きを楽しみにしていてくださいね!

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