山麓 園太郎です。サワディーカップ。
4EVEファンの皆さん、9月末に日本とタイで同時発売になった太田出版の4EVEフォトブック「4EVE in TOKYO おもいでトリップ!」もう見ていただけましたか?
「Situationship」MV撮影に同行して撮られた彼女たちの生き生きとした姿はMVのBehind The Sceneを更に間近で捉えたもので(衣装やネイルの接写は必見です)、タイのファンにも日本のT-POPファンにも嬉しいんですが、メンバーへのインタビューに加えて僕の他にトムヤム亜久津さん、LIL’OGIさんが寄稿したコラムまで全ての文章が日本語/タイ語併記で掲載!それぞれの国でファン必携の1冊になる事を願ってやみません。
最初に見たMVが「Booty Bomb」で、どう見ても強そうで(笑)。ガールクラッシュなイメージから「自分と一番遠い存在だ」とか思ったんですよ。好き嫌いじゃ無くて僕の劣等感からね。
それがこうして公式アイテムの制作に関わる事になったんだから不思議ですが、とにかく4EVEのメンバーたちがフレンドリーで、僕が勝手に築いてた壁を飛び越えて接してくれたのが大きかったです。
4EVE
2023年のインタビュー以来、代々木で再会した4EVE。事務所の後輩であるATLASとのフォトセッションのため、ステージ出演前に関係者エリアに現れました。
ちょうどテレ朝の人がいたので聞いてみると、この時セッションを仕切っていた女性カメラマンさんは長らくBrightくんの撮影をしてた人。テキパキと立ち位置やポーズに指示を出して準備を整え、アーティストの一瞬の表情を切り取っていきます。凄いスピード感。プロフェッショナル仕事間近で見た!
続いて4EVE単独でも撮影。
セッションが終わると「こんにちは。去年インタビューしてくれたでしょ?」って。なんていい子たちなんだ・・・。
もちろんステージでもファンに向けてとびきりの笑顔を見せてくれました。
MCの時はもちろん、曲のパフォーマンス中でもファンに反応して手を振ったり指ハートを送ってくれたり。常にファンと一緒に楽しもうとする4EVEのこの姿勢は、フレンドリー対応が当たり前なタイエンタメ界の中でもずば抜けていて、彼女たちから楽しさがピンポン玉のように沢山飛び出してきて跳ねながら客席に降り注いでいるかのようです。
極限まで完成度を突き詰めたパフォーマンスを披露するK-POPは「鑑賞」という言葉が似あう位に芸術性を帯びていますが、T-POPは大衆芸能としての香りをいまだ強く残していて、それが客席との活発なコミュニケーションにつながっているのかな?と思います。
BNK+CGM48
タイフェス前日のリハーサルと大使館での姿はもう記事にしてますけど本番のステージがまだでした(汗)。
色味と形にタイらしさがよく出てる衣装が素敵です!去年出演時のAKB48「言い訳Maybe」の制服も良かったけど、やっぱりそれぞれの国に合わせてローカライズされた部分に注目するのが海外AKBグループを観る楽しみのひとつ。
曲も同様で、1曲目の「น่ายักแบบนี้ เป็นของเธอนะ」は伝統的なタイ音楽の旋律とタイ舞踊の振付を生かしたもの。でも日本的なアイドルっぽさもちゃんと感じる。中盤で作詞作曲者のKeng Tachayaがゲストで登場。
別段違和感ない。Tachayaさん可愛い(笑)
しかもこの曲、初お披露目がこのタイフェス東京2024でした。MVの公開より2ヶ月も早く。
「ナーラック」と「カワイイ」の合わせ技であるタイの日本式アイドルはもちろん見てて楽しいですが、じゃあタイの女の子は「ナーラック」と「カワイイ」をどう区別しているのか?とか、知りたい事がずいぶん増えてきました。来年はタイのアイドル現場や、現地のアニメイトにも足を運んでみたいです。
出演後に関係者エリアではメディア向けの写真撮影タイム。
僕もジャイテープさんに続いて撮影させてもらいました。
こういうアイドル的なポーズも良いけど、むしろ下の写真のようにきちんと手を前で組んだ立ち姿に惹かれました。礼儀作法も普段からちゃんと教わってるんだな、と感じました。
LYKN
前回の出演はデビュー直後で、まだパフォーマンスに固さが残ってたLYKNも1年ですっかりベテラン感が。GMM働かせ過ぎかも。だってタイフェス開幕前日はまだバンコクにいて仕事してたんだもん。寝たの行きの機内でしょ?若いとはいえ身体には気を付けてね!と心配になります。もはや親目線。
LYKNとにかく髪が揺れる!
ATLASは前髪を整髪料でしっかり固めてるからっていうのもあるけど、LYKNの方が頭や身体が大きく振れる振付が多いですね。ボーイズグループでもこれだけ違いがあるのは面白いです。
・・・あっ!Offくんがステージ袖でLYKN見てる!
・・・そこからズームアウトしてのボーイズの靴(男は足元)。振付が激し目だからやっぱこの位のソールじゃないと滑って危ないよね!
WilliamくんとLegoくんはローリング・ストーンズのTシャツ。特にLegoくんのコーデはロック全開で、後ろにバンド従えてシャウト決めそうな人に見える。ベルトのバックルも凄いな!
もちろんロックナンバーは始まりません(笑)。セットリストは持ち歌とGMMTVソングスですから。そして「No Worries」から「Last Twilight OST」へのメドレー展開にはそんなに詳しくはない僕でもグッとこみあげるものがありました!GMMのバラードは泣かせに来る「巧みな曲」が多いですが、大手であるがゆえに日本で言えば山川恵津子さんのような、洋楽から多くを学んだプロフェッショナルの作曲/編曲者が多数いるからだと思います。
それじゃあボーイズの写真をもう少し紹介して締め括りましょうか!
最後までOffくんに見守られながらステージを終えたLYKN。
関係者エリアの柵で「ここから出して!」とおどけて見せたあと、
送迎車に向かい会場を去っていきます。
続いてOff-Gunの2人も会場を後にしました。さりげなくボーダーでペアルックにしてる・・・!
6回に渡ったタイフェス東京2024レポートもこれで完結です。
特にタイドラマのブーム以降、今まで以上に注目を集める日本有数の海外交流イベントになったタイフェスティバル。僕はその広報活動を本当に隅っこの方でお手伝いさせてもらっただけですけど、僕がブログに書いた春のT-POP SHOWCASE TOKYOや過去のタイフェスの記事、あるいはラジオをきっかけにタイのボーイズグループやT-POPのバンドに興味を持ち、このタイフェス東京会場に足を運んでくれた方たちからSNSでリアクションをもらったりして嬉しかったです。
タイドラマもT-POPも、これからの伸びしろをたくさん持ったタイのカルチャーのひとつ。
タイフェスティバルを入口にして、アートや文学、そしてもちろん食やファッションなど、タイの魅力を皆さんそれぞれのペースで自由に楽しんでもらえたらと思います。
ありがとうございました!せっかくだからタイフェス東京レポート、第1回から読み直してみてね!(笑)
次回はタイに飛んで、Cat Expo 11のレポートを予定しています!
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