タイフェスティバル東京2023で4EVEにインタビュー!

タイ音楽

山麓園太郎です。サワディーカップ。

昨年に続いてタイフェスティバル東京に少しだけ関わらせてもらう事になり、とはいっても広報の後方支援だからまぁ気楽に・・・なんて構えていたら直前になって取材の依頼が来て、なんと4EVEだって言うんです。

タイドラマファンの皆さんにはBillkinとPP Kritと共演したこの曲で知られてますよね?

現代T-POPを代表する大人気のガールズグループですよ。タイの富裕層向けデパート、サイアムパラゴンに入ってるような一流ブランド(COACHとか)のイベントに毎回呼ばれてモデルをしてたりとか。とにかくスポンサーが付きまくるというのがそのまま人気の証明ですよね。GMMTVの俳優さんと同じ位タイの経済回してるでしょ今

・・・僕で大丈夫か?と思ったけど、記事の方向性は4EVEを含めたタイのアイドルシーンの現状をレポートするというものらしく、何より僕が昔から愛読してるQuick Japanさんからの依頼だから光栄過ぎて断れなくて(笑)。

タイフェスティバル東京2023にはタイのアイドルとしてBNK48+CGM48の混成メンバー6人(しかもおそらく日本で一番名前が知られてるチャープランがいる)、HatoBito、Sora!Sora!、The Glass Girls、ラストアイドル・タイランドも出演しましたけどこれらは全て日本式のアイドルで、音楽性として完全T-POPなのは4EVEだけなんです。つまりBLACKPINKのようなK-POPの影響が強いガールクラッシュ系(女性が惚れる女性アイドル)ですね。

・・・いよいよ僕で大丈夫か?と心配になっちゃって。クラスで一番派手な女の子グループVS相手にもされない陰キャみたいな構図なんだもん。

でもT-POP最前線にいる彼女たちに直接「T-POPらしさ」について話が聞けたら大収穫だなぁ。よし頑張ろう。まずは見た目で負けないようにしよう(違)と、CotonDouxのシャツと渋谷DEE DEEで買った凄いベルボトムをコーディネート!

フレアーパンツが流行の兆しなんて言ってますけどね、僕のは裾の直径が38cmもあるガチのベルボトムです

もちろん東海寿の「小倉トーストラングドシャ」も持って行きましたよ。最初にお菓子渡すでしょやっぱり。

取材のためプレスパスをもらっているので、まずはステージを。現地の音楽フェスで見た時は人気が凄くて前の方に行けませんでしたが、今回は各社メディアの皆さんに混じって一眼レフ持って取材エリアへ!

左からFai/Hannah/Taaom/Jorin
左からPunch/Aheye/Mind

奇しくも僕が雑誌BRUTUSの対談企画で取り上げた曲「Booty Bomb」でスタートです。1年前の自分に「君、来年4EVEに取材で会うんだぞ」って言ってやりたいよ。

4EVEのステージからは単なる「歌やダンスの見事さ」だけではない様々なものが観客に向けて放出されているように感じます。スカートの丈とかボトムスの形に共通点はあるけど色とコーデはメンバーそれぞれだし、「Booty Bomb」でガールクラッシュをやったかと思えば「Tears」みたいに恋に傷つく女性を泣きそうなほど切なく歌ってくれて、「TEST ME」からは2010年代のRSのアイドル(FFKとか)に通じる可愛らしさも感じる。簡単に「ガールクラッシュ系」でまとめられない振れ幅がある

サビ終わりのハイトーンが切な過ぎる!
オリジナルバージョンの方のMusic Videoは再生回数1億回突破

メンバーの髪型や髪色やメイクもMusic Videoごとに全然違うでしょ?日本式のタイアイドルが制服も含めて「(ファンから期待される)アイドルとしての生き方や外見」に固定化してゆくのと違って、4EVEの場合はまずひとりの女性としての毎日があって、4EVEでいる時間はその日課のひとつ、みたいな感じに見えるんです。このまず自分を大切にする所がT-POPらしさじゃないのかな、と思いながらインタビュー場所へ向かいました。

彼女たちに挨拶をすると、早速Punch(写真真ん中の子)が「I Love Your Style!」と僕の派手な格好に食いついてくれました。みんな気さくな感じ。ツンとした所が全然無いんです。

僕のような正体不明の派手な人がインタビュアー?と思ったであろうメンバーの皆さんですが、ラジオやTVでT-POPを紹介してる事、昨年のCat Expo 9で4EVEのステージを見た事を伝えてお菓子を渡すとパッと目が輝いて、終始笑顔でリラックスしつつも真剣にインタビューに答えてくれました。記事ではカットしたトーク部分を少しだけ紹介しましょう。

 ──日本のものでは何が好きですか?
 全員:やっぱり食べ物ですねー。
 Punch : 特にお菓子は好きです。見た目も独創的でカワイイし!
 Fai : Mindは超アニメ好きだよね?
 Mind:日本のマンガとアニメ好きです!「鬼滅の刃」や「進撃の巨人」とか。タイの若い子は男の子も女の子も日本のアニメ凄く見ますよ。「ONE PIECE」はもちろん「呪術廻戦」とかも。
 ──音楽はどうですか?若い子たちもJ-POP聴いたりする?
 Mind : 藤井風はTikTokで流行ってます!(全員で「まつり」のサビの振付を始める)彼はタイで7月にコンサートするんですよ。
 Jorin : ジブリの曲も人気あります。
 Aheye : 他にも沢山流行ってるけど名前が出てこない・・・。

インタビュー記事はQuick Japan Webで公開されてますのでこちらからぜひ読んでみてください。T-POPのベースにはやはりK-POPとJ-POPの影響があるんだけど、楽しい事が大好きな気質からアレンジが加わってタイらしくなる、そして気候に由来するファッションの解放感やヘルシーなセクシー感もタイらしさに繋がっているんだな、と感じた取材でした。

そして記事内容の最終チェックのために送った公開前プレビューを4EVE公式がツイートしてしまい、あっという間にファンの「いいね!」が付きまくって「まぁ、現地でも評判良いようだし・・・」とそのまま記事公開となったのもタイらしい所でした!(笑)

さて、プレスパスをもらったおかげで僕はフェス開催中多くのステージで取材エリアに入って写真を撮る事ができました。俳優さんの写真をちょっとツイートしたら凄い数の「いいね!」を頂いたりしてね。次回はそんな写真も含めてタイフェスを振り返ろうと思います!

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