山麓園太郎です。サワディーカップ。
子供の頃から、何か辛いことがあると僕はそれを空想で紛らわせていたように思います。辛いと言っても僕の場合「人生が・・・」とかそんな大それたことじゃなくて、せいぜい子供の頃なら「夏休みの宿題が終わんない」とかそんなもんですけど。
そんな8月31日に(笑)例えば密かに恋してるクラスメイトもやっぱり宿題が終わんなくて「山麓君、一緒に宿題やらない?」という電話がかかってきたら、二人だったら、大嫌いなこの宿題も少しは楽しく解けるんじゃないか?とか。
実際はそんなことは絶対無くて明け方まで泣きながら解くんですけど。でもそうやって自分と宿題の間に空想を挟み込んで一瞬意識をそらすと、辛さにリセットがかかるような気がしたんです。
これが大人になるともういけません。「仕事が終わんなくて自宅に持ち帰った」なんて場合、近所のコンビニで絶対エナジードリンクとか夜食買って帰っちゃうでしょう。「仕事終わらせたらご褒美に飲もう」なんてビール買ったりして。辛さと戦うための武器と防具しか買ってない。しかも戦闘後の報酬まで自腹で出すなんて。
可能なら、辛いことから逃げちゃうのがいいと思うんですけど相手がこの「コロナによる先の見えない自粛」である現在、「辛いのやだー!」なんて外に出て好き勝手したら大変なことになりそうだし、自宅でストレスためてお酒の量が増えたりするのもなんだかなー、と思うんです。
子供の頃の僕に「Use Your Imagination !」と言われてるような気になり、ふと恋しいタイのことを考えました。いつかまたタイでしてみたいこと、というのはまさしく「戦闘後の報酬(自腹)」に該当しますが、現状タイへの渡航も無理ですし。叶わぬうちは空想扱いとさせてもらってもいいかな?と思いました。
1:テスコロータスで激安だけど快適なデニムを買いたい!
僕がよく滞在するエリアにはテスコロータスっていう激安スーパーがあって、同じ激安スーパーの「ビッグC」ならテスコロータスよりもっとバンコク市内あちこちにありますから読み替えてもOKですけど。
一年で一番暑い時期に行った時、日本から穿いていったLEEのベルボトムのジーンズが半日でドロドロになっちゃったんですよ。それでテスコロータスで着替えを買ったら、暑い国のデニムって本場アメリカや日本のユニクロのと全然違うんです。
「F&F」というファストファッションのブランドですけど、とにかく生地が薄くて涼しい。
脚にまつわりつく感じが全然無くて、街歩きの間ずいぶん助けられました。しかも値段が・・・
229バーツ!最新のレートに換算すると754円!安っ!!サイズとシルエットも豊富です!写真で見る通りユニクロに置いてるものと見分けはつきません。
使っていると低価格に抑えた分はもちろん感じられます。例えばファスナーは開閉の際若干スムースさに欠けるし、
写真の左がLEE、右がタイで買ったF&Fですが、裾のステッチがLEEはきちんと2重になってます。このように細かい部分に品質の差は出るものの、とにかく日本でも通用する涼しい穿き心地と値段は大きな魅力です。なんならこれこそ「タイパンツ」と呼びたい(笑)。
で、僕滞在中に4本買ったんですけど帰国の時スーツケースに入らなくて(CD買いすぎたから)、1本だけ残して捨てて来ちゃったんです。今となっては恋しい・・・。今度行ったら日本の夏に備えて大量に買って帰ってくるつもりです!
テスコロータスには食料品やおみやげ、雑貨や家電まで何でも揃っていて楽しいし、フードコートや持ち帰りも充実していてオススメです!
2:MKレストランでタイスキ食べたい!
タイの味覚といえばカオマンガイ、トムヤムクン、インスタ映えするバタフライピーのお茶・・・どれもフードコートで気軽に楽しむことができます。MKレストランの「タイスキ」という鍋料理もガイドブックによく紹介されていますが、まぁファミレスのようなものだしあえて入る程では・・・と敬遠する人も多いのでは。僕もそうでした。
ところが、「食堂も屋台もコンビニも、赤い食べ物はおしなべて辛い」(そりゃそうだ。タイなんだから)そして「赤くない食べ物も油断してると辛い」という食事が連日続くとさすがに胃腸もお疲れ気味になってきます。そんな時MKのタイスキはホッと一息つける優しいメニューなんです!
二人であれこれ食べても、ひとり500バーツいかない位。左のレシートはお会計じゃなくて、カロリー摂取量のお知らせです。健康志向!MKは本当に街のあちこちにありますから、食事で悩んだら迷わず駆け込みましょう。タイ観光の基本は直射日光を避けるのとしっかり食べて体力つけることですよー!
3:こっちも外せない。「バーガー・ファクトリー」で買い食いしたい!
BTSのプラカノン駅南口に「サマーヒル」っていう小さなショッピングモールがありまして、その前の広場に夕方から店を出しているのが「バーガー・ファクトリー」。
タイにはマクドナルドもありますけど、ここは安くて美味しいバーガーを、注文してから目の前で焼いてくれます。
またタイに行けたら、写真真ん中のアルティメットバーガーとドリンクで満腹コース、というのをぜひ体験しようと思っています。
※追記:バーガー・ファクトリーは2020年7月末でケータリングとGrab Food(Uber Eatsと同じフードデリバリーサービス)に移行して実店舗での営業を終了。しかしこの屋台ごとフランチャイズとして売りに出しているので、もしかしたら同じ場所で別のオーナーによって再開されるかもしれません。
4:何でもいいから、とにかくコンビニに寄らせて!
LCCで安いチケットをとって、2泊3日の弾丸でタイを1日だけ満喫して帰ってくる、なんてことも今はコロナのせいで出来ません。僕は音楽フェスが見たくてタイに行ったり、CDや洋服を買うのが楽しくてしょうがない人ですけど、
こんな今はとにかく30分でもいいからバンコク市内で過ごしたい。コンビニで買い物して帰ってくるだけでもいい(笑)
パンダンリーフのクリームパンとか!
こういうよくわかんないおにぎりとか!
帰国してすぐ食べちゃうもの以外にも、調味料や歯磨きまでタイのものが好きな僕はいよいよ自宅のストックが無くなってきてとても困っています。マスクや消毒液より困る!(笑)
ですが最初に書いた通り、今は空想の力を使ってこの自粛の辛い気持ちに時々リセットをかけていきましょう。Use Your Imagination !
最後にタイのゴキゲンなファンクナンバーをお届けしましょう。「おうち時間で聴くタイポップス14曲」の記事でも1曲紹介したquicksand bedの「Sugar Walls」。RCA時代の山下達郎とプリンスが合体したような圧倒的な都会の黒っぽさ!そうだ、「このバンドのライブを見る」っていうのもしたいことリストに入れておきましょう。
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