Spotifyで作る妄想LPレコード (1) タイのサンシャイン・ポップ

タイ音楽
Plastic Plastic/Superbaker

山麓園太郎です。
僕は好きな音楽はCDで持っていたい人で、でもSpotifyの良さも少し分かってきて、でもでも始めたばかりでまだ「活用してる」とは言えないんです。

先日、タイポップにハマる前から使い続けてきた古いパソコンが「ギリギリカシューシュカ」と鳴くようになって、「なんだ君生き物だったのか、じゃないやこれは大変だ壊れる前触れだ!」と、慌てて買い替えまして。8年位使ってたのか。

そのタイミングでようやくパソコンにSpotifyを導入したんです。スマホにはもともと入ってましたが、僕は実は格安SIMで、月額500円プランなので外では使わないんです・・・Spotify。

今はパソコンで作業BGMとして部屋のスピーカーで鳴らしていますが、タイポップをいくつかお気に入りに入れただけなので全く育ってない(笑)

Twitter等を見てると、プレイリストが結構シェアされていて面白そうです。慣れるためにも自分でプレイリスト作ってみようかなぁ。

と思った時に頭に浮かんだのが「The Beatles Vs The Four Seasons」という、1964年に出た2枚組レコードです。

ビートルズがアメリカを征服する少し前、Vee-Jayというレーベルがイギリスでのデビューアルバムの配給権を持っていました。ところがシングルを出してみても全く売れないので大弱り。新たにビートルズの配給権を得たキャピトルが「抱きしめたい」で大ヒットを飛ばしたタイミングにぶつけてようやく発売しますが、Vee-Jayの持ちネタはデビューアルバムだけ。

「でも出来れば便乗したいよねー!」と考えたVee-Jay、その後しばらくの間、ジャケットを変えたりしてこのネタだけで勝負した。という酷い話。確か1年の間に3種類位出したんですよ。中身はおんなじで!

これはその中の1つ。無理やりアメリカのヴォーカル・グループ「フォー・シーズンズ」のアルバムと2枚組にして「対決企画」で売り出したものです。実はこの時点でもう配給権を失ってたのに勝手に出し続けてキャピトルと裁判沙汰になり、とうとう「この日以降出荷してはいかーん!」と製造販売の中止を言い渡されて、その期限の2週間前に売り出してる。しかも期限の3日前にも1枚目(ビートルズ)だけしれっと売り出してる。酷ぇ!

でもこれ、所謂「コンピレーション盤」のはしりとして捉えるとなかなか味があるんですよね。フォー・シーズンズも「Sherry」という大ヒット曲があって当時ビーチ・ボーイズと並ぶ人気だったそうだし、持ってなけりゃお買い得なんです。いや大概持ってたらしいけど。そして勝手に対決させんな!という声が聞こえてきそうだけど。

1970年代には、多くのレコード会社が所属アーティストのヒット曲を集めたコンピレーション盤を発売するようになり、

A&Mレーベルの人気シリーズ「ゴールデン・プライズ」
1972年発売のレコードです

1980年代になると、特定のテーマに沿って選曲されたものが人気を集めるようになりました。

これは「ビーチ・サイドのカーラジオ」みたいなテーマですね。1983年

そんな訳で僕が初めて作ったSpotifyのプレイリストは、

「タイポップ2組を無理やりLPレコード1枚にまとめた架空と妄想のコンピレーション盤」です!

Plastic PlasticとSuperbakerの「2大サンシャイン・ポップ入門」をテーマに選曲できそうだな・・・ジョン・レノンの「ダブル・ファンタジー」みたいに2組が交互に流れるようにしよう(ニヤ)。LPレコードのつもりだからA面6曲・B面6曲の計12曲にしよう(ニヤニヤ)。あ、46分のカセットテープに各面きっちり録音できる長さにしよう(ニヤニヤニヤ)。曲と曲の繋がりも大事だからここは曲のキーを合わせよう(ニヤニヤニヤニヤ)・・・という楽しい作業でした(凝り性)。

アルバムからシングルカットもしよう、Plastic Plasticの方は別テイクで(またニヤニヤ)。

side-A Plastic Plastic 「Merry Go Round (Acoustic Ver.)」
side-B Superbaker「Love is Beautiful

このテーマはいつまででも遊べるなぁ。第2弾も考えよう。この後僕も皆さんのプレイリスト、見に行きます!

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