山麓園太郎です。サワディーカップ。
タイトルの通り、サマソニ2019にはタイから3組のアーティストが出演しますけど、その全員を僕「ラビット・アワー」(FM豊橋・毎週木曜午後6時。音楽評論家・小川真一さんの番組です)のタイポップ特集の時に曲紹介の上インタビューしてるんですよ。今気が付いてお茶吹いた。
「ひょっとして先見の明ってやつだろうか」と一瞬いい気になってみたものの、遅かれ早かれ日本でも知られて当然な位優れたアーティストばかりだし、実際にブッキングして日本に呼んだり、日本盤CDのリリースに携わってる方々こそが本当に偉いんです。僕はただの探検家。
それでも「サマソニ テレックス」のキーワード検索でこのブログに辿り着く人が多いようなので(もうひとつ多いのは「BNK48 タイフェス」です)STAMP、TELEx TELEXsに続いてPhum Viphritのインタビューを紹介します。 2017年年末にメールで行なったインタビューで、翌2018年1月12日の放送に使用したものです。
[Phum Viphurit interview]
山麓 : 子供の頃ニュージーランド(以下NZ)に住んでいたそうですが、音楽に関する思い出は何かありますか?当時のNZの音楽シーンはどのようなものだったのでしょう?
Phum : 9歳から18歳までNZのハミルトンにいました。母の車で出かける時、いつもモータウンとイージーリスニングのCDがかかっていたのを憶えています。ケーブルTVでMTV等の音楽チャンネルを見るのも好きだったので、子供の頃からいつも幅広いジャンルを聴いていました。当時のNZでは、Fat Freddy’s DropやBic Rungaのようなチルアウトとレイドバックのミクスチャーが流行していました。子供の頃はいつも穏やかでリラックスした音楽に魅了されました。NZはUnknown Mortal Orchestra、Kimbra、Lordeといった優れたアーティストを生んだ場所でもあります。僕は高校時代にバンドを始め、最初はドラム、後にギターへ転向しました。もう16歳の頃には将来の自分の可能性が音楽にあると感じていました。
山麓 : アルバムを聴くと「オリエンタル」「トロピカル」「アーバン」という3つのムードが混在しているように感じてとても面白いです。これらの要素はどこから来たものでしょう?
Phum : このアルバムはNZの高校を卒業してからバンコクの大学へ進学するまでの日記として書かれています。あなたが感じた雰囲気は、僕のしてきた旅やローラーコースターのような人生経験そのものです。だから僕は自分の物語を、自分の好きな様々な音楽ジャンルとミックスさせてみたのです。
山麓 : 日本のアーティストで誰か好きな人はいますか?また、一番自分に影響を与えた人は?
Phum : 繰り返して聴いてきたのは竹内まりやの「Plastic Love」です。影響を受けた人は沢山いますが、常に憧れるのはMac DeMarcoです。シンプルなスタイルでストーリーを伝えてゆく方法には、自分と凄く共鳴する部分があります。
Phumくんはこの直後にデビューアルバム「Manchild」の日本盤をリリースしていますから、おそらくこの時点でプレスリリース用にこういったバイオグラフィーは準備されていたのでしょう。僕のインタビューは日本最速だったかもしれないけど、後に公開されたspincoasterさんのインタビュー記事の方がずっと踏み込んだものになっていて素晴らしいです。
spincoasterさんの記事を読むと、もし自分がPhumくんと会って話を聞いたとしても、その場で彼の服装から音楽のバックボーンを読み取れただろうか?という自分のボンクラ加減、そして僕がインタビューした3組の中でPhumくんにだけ会えてない(来日公演も行けず、タイのフェスではすれ違い)という事にホントに悔しさがにじみますねぇ。
ともかく「2019年のサマソニ、8月17日出演のタイからの3組ってどんなアーティスト?」が気になる人には僕のブログが(偶然ですけど)便利、という事になってるのは、文才は無いけど鼻だけは効くっていう事だろうと思いますので、僕がこのブログで紹介してるタイのアーティストを「来年は出るんじゃないか?」みたいなワクワク感を持って聴いてみてくれたら嬉しいです。
そしてサマソニに行かれる方、ぜひ思いっきり楽しんでください!僕ですか?チケット買えませんでしたよ・・・こんな瞬殺だなんて思わなかったんだよ・・・。
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